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緑茶の種類


煎茶

煎茶

日本茶の生産量の8割を占めるもっともポピュラーな緑茶。一般的に緑茶というと、この煎茶を差すことが多いでしょう。「深蒸し煎茶」に対し、「普通煎茶」が正式名称になります。香り、渋み、苦み、甘みのすべてがバランスよく整っており、大変飲みやすいのが特徴。水色は少し黄色みがかった薄緑色であり、「金色透明」といわれることもあります。

深蒸し煎茶

深蒸し煎茶

煎茶の一種であり、普通煎茶が20~60秒の蒸し時間を要するのに対し、1~2分という2倍近い時間をかけて製造されたものになります。蒸し時間が長くなることで、渋みや苦みが抑制され、代わりにまろやかさや甘みが増すようになります。茶葉はもろく、粉末状のものが混ざりやすくなるため、普通煎茶よりも水色が濃くなります。

かぶせ茶

かぶせ茶

摘み取り前に茶葉にシートを掛け直射日光を遮ることで、色味や旨み、甘みを引き立てた高級緑茶。おおよそ20日未満の期間をかけたものが「かぶせ茶」、それ以上の期間を要するものが「玉露」となります。かぶせ茶は普通煎茶と玉露の中間地点に位置し、比較的安価に玉露の味を楽しめるものとして登場した、新しい種類の緑茶になります。

茎茶・かりがね

茎茶・かりがね

緑茶の製造工程において取り除かれた茎の部分を集めたもので、特徴的な茶葉の形から「棒茶」とも呼ばれます。渋みや苦みが弱く、すっきりとした風味を持つ大変飲みやすい緑茶になります。また、テアニンの含有量が多いため、他の緑茶よりも高いリラックス効果を期待できるのも特徴のひとつです。なお、玉露の茎茶を「かりがね」と呼びます。

粉茶

粉茶

寿司屋で出される「あがり」がこの粉茶に該当します。緑茶の製造過程で細かく砕けた茶葉や芯の部分を集めたものであり、葉が細かいことから、短時間で緑茶のエキスを摘出できるという特徴があります。苦みや渋みが強く、甘さは控えめで、味の強い食事の後に飲まれることが多い緑茶です。水色はやや濁った緑色になります。

微粉末茶

微粉末茶

煎茶を粉末状に細かく砕いた緑茶になります。他の緑茶とは異なり、お湯に直接混ぜて飲むタイプのものであり、水にも簡単に溶けることから、気軽に冷茶を作ることも出来ます。緑茶の成分の大部分は、実はお湯には溶けださず、茶殻に残ってしまうため、茶葉をそのまま飲む微粉末茶は、大変栄養価の高い健康的な商品になります。

荒茶

荒茶

茶葉は本来、加工の過程で茎や芽や粉を選別しますが、それらが混ざった状態のものを丸ごと使用した緑茶を荒茶と呼びます。見栄えがあまり良くないことから、一般的には農家の方が自分たちで飲んでいたものですが、最も自然の茶葉に近いその深みのある味わいには根強いファンも多く、限られたルートで商品が流通することがあります。

玄米茶

玄米茶

煎茶や番茶に炒った白米や玄米をブレンドした緑茶。少し冷ましてから淹れると調度良い煎茶などとは異なり、熱湯に近い温度で淹れることで、むしろ香ばしい香りが引き立ちます。カフェインの含有量は少ないため、身体への刺激はほとんどありません。独特の香りとさっぱりした味わいは、女性に大変に人気の緑茶です。

ほうじ茶

ほうじ茶

煎茶や番茶などを強火で炒った緑茶。独特の香ばしい香りが特徴的で、水色は透明感のある茶色になります。茶葉を高温で炒ることにより、カフェインやカテキン量が少なくなるため、胃腸への刺激がほとんどなくなり、また妊娠中の女性やお子様、ご年配の方も安心してめり上がることが出来ます。さっぱりした味わいが絶品です。

釜炒り茶

釜炒り茶

通常の緑茶が蒸して製茶されるのに対し、鉄製の釜で炒り、揉みながら乾燥させたものを釜炒り茶といいます。中国から渡来した伝統的な製法で、かつては広く知られていましたが、機械化が難しいこともあり、現在では製造者がかなり限られています。マイルドな風味と「釜香」といわれる大変豊かで独特の香りが特徴的です。


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